Original URL : http://www.paoweb.com/su120407.htm

(以下の論文はシェルダン・ナイドルさんから転載の許可を得ています。無断転載はされないようにお願いいたします。)


プラネタリー・アクティベーション・オーガナイゼーション [惑星活性化協会] から


  スーザン・ナイドルによる時事解説  


スーザン・ナイドルによる時事解説

2007年12月4日

「我々の理解の始まり」

 最近私は、‘ファーストコンタクト’について考えています。世界中では多くの人が、すでに何千、何百万という宇宙船と直接コンタクトを行う経験をしています。いくつかのコンタクトは秘密のままで、コンタクトした人は、誰にもその出来事を伝えていません。

 多くの人々が、三次元の信念体系を超えた物を観たり、聞いたり、感じるなど、多次元的な経験をしています。それらの体験が公開されたならば、人々は‘超常現’について、可能な限り公に議論するでしょう。しかし、この種の考えは現在の地上の文明の標準の範囲とは認められないので、ほとんどの人は秘密にしたままでしょう。

 私の経験に関して言いますと、私は自分の体験が特に変わっているとは感じません。ほんの少し変わっているくらいです。私の人生の中で、地球外の生命体とのコンタクトを行った時、一度も怖れたことはありません。母船の光景は、私を深い畏敬の念で満たし、低空飛行する宇宙船の存在を見て、私は弱々しく膝をたれました。私はその不思議な光景に完全に黙ってしまいましたが、少しの恐れも無く、自身の防衛のために逃げる必要もありませんでした。不運なことですが、私は自身のこのコンタクト内容について、今この惑星の人類に公にすることはできません。もっと正確に言いますと、3次元のレベル超えた、霊的な、いくつかのコンタクトについて公にすることは不可能です。それらは我々の要請応えて訪れてくれた高次の不可視の存在だからです。

 現在の地上の文明の未熟さや、人々の怖れについて考えてみましょう。地上の文化の現状が求めているものは、「安全」の獲得、「自分を受け入れてくれること」、そして「力の賛美」の様な、あたかもホルモンに支配された十代の子供に似ています。盲目的に愛と受容を探し求め、無知を怖れながら、父なる神を求めて渇望している者と言えるでしょう。想像してみてください。もし同じような文明がこの惑星を訪れることを許されるとしたら、あなたはきっと怖れを抱くでしょう。これが真実なのです。

 難しいかもしれませんが、人類が成熟した種として、大人として振る舞い、行動に責任を持ち、互いの不可侵と理解に努力することを想像してみてください。我々自身がそれについて深く考え、感じ、内的な自己を信頼し、怖れを振り払うことを思い描いてください。力の欲求と物質的な財産を手放すことを思い描いてください。我々は、自己の内部の中心に、霊的な核を見つけ、深く黒い悲しみの穴を閉じ、多くの人類が囚われている「怖れ」を振り払うのです。

 経験豊かな長老たちと話をすることをお奨めします。我々は、一定の成熟したレベルと年齢に達した時、幼い時に望んでいた物をもはや必要としないでしょう。長老たちは、若者を駆り立てる強い欲求は、ホルモンの分泌と経験の無さの結果であるということを知っています。最近の研究によれば、ホルモンの分泌が終わると、男性はより女性的になり(男性ホルモンであるテストステロンが少なくなる)、そして女性は男性的になる(女性ホルモンであるエストロゲンが少なくなる)とのことです。この両極化された性別の、生物学的な傾向とその支配が薄れると共に、両極がひとつに融合していくのだと感じます。

 交配により種を生み出し保存する本能は、ホルモンの霧とガスと一緒に消失します。多くの古い本能は、本質的な存在から去り、消えていきます。ここからが、成熟と理解と深い熟慮のための時間なのです。教育と知識を次世代に継承し、真実を保存する事と、より高いレベルの監督者としての姿勢は、優れた文化においては長老が担当します。これは単なる生物的な傾向を超えています。文明または人間が成熟する時、これは真実となります。理想は変化し、無限なる安全および力の欲求は消え始めるでしょう。

 この惑星の人類は、おそらく現在の文明の前に三回あった出来事と同じ所へ向かっているように見えます。知識を得る度に、力と武器で我々の進化や自身を破壊することを許してきています。このまま進みますと、その選択肢は、資源の乱用による終末か、ほとんど何も理解できずに自滅するか、あるいは新しいエネルギーの力を発見するかのいずれかでしょう。

 地上の科学の知性は、十代の少年・少女のモラルを一応は超えています。地球の文明は毎回、成長する機会を与えられ、そしてテストに合格することを課されました。地球人類の一部は毎回、かつての空気、火、水による地球の自滅が起こる前に、違うステージへと到達しました。我々は今回もその正念場を超えることができるとは限りません。悲しいことですが、我々は一度後退し、再び長い旅に出なければならないと感じます。攻撃性と自分勝手さが克服されない場合、自滅が必然的に生じます。

 破滅とは、我々に落胆し怒った神によってもたらされる地獄の炎を指しているわけではありません。それは聖書に述べられている様な罰ではありません。地球人類は真の自分自身に戻るまで、始めから再び努力しなければなりません。この運命は、我々の惑星の成長と同様に、我々の個々の魂の成長の中においても、待ち受けています。

 古い格言である‘上の如く下も然り’は、すべてに当てはまります。

 地上の未熟な信念体系では、父なる神が罰を強要するように見えますが、これはより大きな計画においては、「道」であり、カルマとは、罰ではなく「普遍的な法則」なのです。

 同様に、「普遍的な法則」では、「あなたが今いる段階以上になることはできない」と述べています。

 しかし不思議な事に、あなたがさらに跳躍する場合、すべては変更されるのです。

 魂の進化の中では、攻撃性や古い本能や利己主義を超えていくよう依頼されます。
そして怖れを超えていくよう依頼されます。

 この任務を遂行する場合、過去にすでにそうであったように、多くの者はテストに落ちるでしょう。

 我々は、下記のイニシエーションを与えられます。

 インドの聖人であるメヘア・ババは、私の一番好きな言葉である「あなたが認識するだけが、あなたの世界である」と言っています。

 つまり、あなたはあなたの意識するレベルでのみ存在することができるのです。

 我々は、変化と成長の臨界点に到達するまで、自己を発見し続けるように感じます。しかし地上の人類全体はまだ、最終的な変化を迎え、次のレベルへ意識を切り替える準備が出来ていません。

 何光年も遠くから我々を訪れることができる文明は、多くの問題を超えてきました。彼らの意識と目的はひとつであり、明確です。彼らが光速を超えて宇宙を移動するためには、想像を超えた技術の発展があったに違いません。彼らはまた、怖れに対応する方法を考案し、自滅を回避したに違いありません。

 合格か否かを判断する壁は、必要なレッスンを学んでいない人を阻害する自然の障壁です。意識の自然の障壁のように、あるレベルの理解および知識に到達するまで、障壁を越えることができません。これは特定の集団をさえぎる物理的障壁や理解、目的および経験ではありません。

 しかしながら、あなたに最初の障壁を通ることを許可するのは、あなたの叡智の保証人ではありません。広大な宇宙には、地球人類をはるかに超えたレベルの者たちが沢山存在します。一部には疑わしい理想や理論もまだ存在していますが、宇宙の進んだ文明は、「普遍的な理想」に賛同しています。そこへの到達と参入が、いわゆる「許可証」なのです。

 そうすると、次のステップが現れます。

 我々は、宗教と霊性に向き合わなければなりません。人類全体として次のレベルに跳躍するということは、単に「科学的」「論理的」「客観的」「推論」または「霊的な訓練」によってのみ起こるわけではありません。

 科学者は、自己の信念体系のフィルターを通して観ており、怖れと彼らが受け入れることができる仮説を通し、発見した物を編集します。
物理学は、実験を行う人がねつ造する影響を証明しています。
ほとんどの実験が特定(石油会社等)の企業によって資金を提供されている事実により、正しい研究をおこなうのは難しいでしょう。

 この惑星を支配する物理的な法則はありますが、それらの意味は幼稚な理解のレベルであると言えます。そのレベルにおいては、スピリチュアルな思考の具現化は怖れにより投影されないでしょう。


 次に、宗教および組織化された霊的な慣習に関して観てみましょう。宇宙や我々の物質的な環境が、心の中で創造されていることを理解するために、なぜイエス・キリストを救世主として認めなければならないのでしょう? 物理的な想像をしないでください。‘神’という概念、つまり空に浮かぶ大きな白いひげの男が、数千年前に宇宙を創造し、そして冷酷に我々を制御するという考えを、人類は長い間持ってきました。多神教の時代には、その名はゼウスでした。それは我々を無力なまま支配するためのものでした。

 政治的野心を持つ組織によって乗っ取られた霊的な信条は、それについて議論する時に、まるで犯罪の様に見せかけます。

 なぜ人類は、論理(科学)と宗教の2つの融合をせず、霊的な信条と他の存在によって管理されていることを理解しないのでしょう?

 教会の教皇、テレビのコメンテーター、有名大学の物理学のトップの人は面白い人たちです。しかし彼らは怖れと限定的な意識を持った人間です。多くの世界の指導者または政治家は、自分の考えていることを教え、抱き込みたいとは思っていますが、我々の多くが経験した宇宙についてのより深い理解を持っていません。彼らは我々を操作しようとしています。

 しかし、我々は、自身が何を知っているかを知っています。我々はある出来事を経験しました。そしてある意識状態を形造りました。

 もし我々の理想の父親がいて、何が現実かを教えず、我々の偽者の現実をつくる者を許す事無く、我々の信念に従って探検することを許してくれれば、我々は、多くの宗教の真実の核の霊的なものを多少発見するでしょう。少し考えが違うだけで、他者を嫌いになる必要はありません。多くの宗教は、既存の信条を修正し、新たな情報を加え、多くの人々を導きました。何人かの預言者や創立者は、特別な考えを加え、理解させる方法を進めました。しかし、現在、それらの中身と核は新しくはありません。それらは古いものです。

 新しい中身と核は、理想の方向へ我々を進めるために、過去にも繰り返し導入されました。そしてこれはより大きな計画の一部のようです。

 我々はみな、我々自身の経験を通して霊性を見つける、ハートの兄弟です。それは完全に理解できるでしょう。我々が世界と魂を理解する唯一の方法として自身の経験を主張する時、問題が生じるのです。

 スーザン・ナイドル

 翻訳 Lotus
 監修 Ai



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