「なぜ人は生まれてくるのだろう?」
「ただ生活をよくし、
幸せになることが人生の目的なのか?」
「このまま世間の常識や価値観に
合わせながら生きていくのだろうか?」
以前、このようなことを考えながらも答えがわからず、
世の中の不条理に対しても
自分は無力でどうすることもできず、
家族や職場が要求する生き方、
つまり経済的に豊かになることや、
世間に評価される生き方を選んで生きてきました。
五年くらい前からスピリチュアルな世界に夢中になり、
霊性向上のために生きているのだと
納得したような気でいましたが、
生活そのものは極めて三次元的でした。
個人の問題なら、
「人生は霊性向上のためにある」でいいかもしれません。
しかし、三次元的で、政治や経済、
国際情勢などに関心が強かった私にとっては、
どう考えても日本が、
そして世界がおかしな方向に向かって進んで
いるような気がしてしかたがなかったのです。
「このままいったら地球はどうなるのだろう?」
そんな中、友人にすすめられたブログを
見てはじめてアセンションについて知りました。
2007年、5月のことでした。
それまで精神世界に関する書籍はたくさん読んできましたが、
それらは個人の問題に関するものがほとんどでした。
しかし、アセンションは個人や国家を超え、
地球レベル、宇宙レベルのものでした。
私は衝撃を受け、すぐに夢中になって情報を集めました。
地球が次元上昇する? 地球がフォトンベルトに突入する?
時間が止まる? ポールシフトが起こる?
大災害が起きて宇宙人が助けに来る?
半霊半物質状態になる?
いろんな人がいろんな情報を発信していました。
どうしてこんな重大なことを自分は
今まで知らなかったのだろう?
しかし、よく考えてみるとマスコミは
アセンションについて一切報道していません。
当時私は海外で日本語講師をしていたのですが、
その国のネット上でもまったく情報がないのです。
とにかく人に伝えなければならないという衝動にかられ、
情報の内容が真実かどうかもわからないまま、
まわりにいる学生や同僚、
家族や友人に伝えていきまいた。
やはり誰もアセンションのことを知りませんでした。
しかし、人類や地球が変化するにしても、
では自分はどうすればいいのか、
ということについては何もわかっていませんでした。
でも、意識していれば潜在意識(ハイアーセルフ)は
探してくれるものです。
2008年、NMCAAのメールマガジンに出会ったのです。
そこで読んだものはそれまで読んできた
アセンション情報とはかなり内容も
方向性も違ったものでした。
単に情報を提供するというものではなく、
アセンションするためにはどうすべきか、
またアセンションに関する様々な
テーマを自ら考えるように導き、
参加するメンバー全員が向上できるように
サポートしてくれるものでした。
特に2009年初頭からの
膨大な量のメルマには圧倒されました。
読んでいてびっくりしたのは、
参加しているメンバーの方々が
ハイアーセルフやスピリチュアル・ハイラーキーと
つながっていることでした。
私はたくさんの情報を集め、
人に伝えているにもかかわらず、
自分自身が高次元とつながっていないことに気がつきました。
その頃から今年は何としても
日本に帰らなければならないと思うようになりました。
今思えばそれはハイアーからのものだったのです。
そして高次元は私が日本に
帰るための方法を探し出してくれ、
日本に帰ることが決まってすぐに
NMCAAに参加を申し込みました。
その当時の私のスタンスは、
日本で一定期間アセンションについて
できるだけたくさんのことを学び、
私が住む国でアセンションについて発信し、
人々、そして国を導いていこうというものでした。
そのころから直感に対して少しずつ
鋭敏になっていきました。
ある日、空を眺めていると、
ゆらゆらと動く繊細な光をキャッチしました。
直感的にこれがフォトンだとわかりました。
またある日、朝日に誘われて名山のひとつに
数えられる山に登り、自然と一体化し、
自然の中で瞑想することのすばらしさを知りました。
そしてその道中、光る石が目に入り、
記念に拾って帰りました。
こういったことは三次元的な私にとっては
非日常的なことでした。
四月下旬に帰国した私は、
5月初めにNMCAAの指導者である
Ai先生の個人セッションを受けました。
聞かせていただいたお話は
(陰謀論のウラのウラ、マル秘のマル秘!)、
頭から湯気が出るような内容でした。
不思議なことにその時から、セッションを受ける度に、
いろんなシンクロニシティが起こるようになったのです。
ある他のセミナーでは、チャネラーと出会い、
私の置かれている状況をチャネリングしてもらえました。
その内容は、当時私が住む国に帰って
アセンションの活動をしなくても、
「日本がアセンションすれば世界がアセンションする」
というものでした。
そしてそのセミナーで出会った人たちから
後に交流が広まっていき、
毎月アセンションに関する勉強会を開くようになりました。
しかし、その頃私にはある葛藤が生じ始めました。
「日本がアセンションすれば世界がアセンションする」
これは、Ai先生もおっしゃっていることであり、
また、本書の推薦図書の白峰先生の著書の中にも
書いてあることです。
つまり、
「アセンションは日本が推進する」ということです。
帰るのか、それとも日本に残ってアセンションを
推進していくべきなのか、
これは顕在意識の頭で考える問題ではなく、
ハイアーセルフがどちらを
望んでいるかという問題です。
私は何度も瞑想し、ハイアーセルフと対話しました。
何度対話してもやはり答えは同じでした。
日本に残るということです。
頭で考えると悩みますが、
ハイアーセルフに従うことを決めると
急に心が軽くなりました。
そして今年の7月17日、ある方の命で、
愛媛県の石鎚山へ神事のために行ったのですが、
そのときに得た感覚は、
「ハイアーセルフに従えば高次元がサポートする」
というものでした。
実際、今の私は必要なもの、必要な人、
必要な状況をどんどん引き寄せつつある時空にいます。
読みたいと思っていた本、
ほしいと思っていたもの、
会いたいと思っていた人が次々と引き寄せられてきます。
月一回の集まりの中からは、
私をサポートしたいという人まで現れました。
アセンションにはいくつもの側面がありますが、
キーワードのひとつは、「分離から統合へ」です。
つまり、分離していた私たちの
顕在意識と潜在意識(ハイアーセルフ)が統合されると、
高次元からのサポートがあり、
現実を創造していくことができるのです。
したがって私たちが目指しているのは、
常時、自己のハイアーセルフと
一体化できるようになることです。
まだまだ目指している状態からは程遠いのですが、
指導してくださる師がいるというのは
すばらしいことであり、
早く他の人を導いていけるよう、
NMCAAにおいて指導を受け、
自らも努力しているところです。